AWSでのIP制限方法の検討
AWSを使って運用しているサイトで、海外のIPから不審なアクセスがありました。
apacheのアクセスログからIPアドレスは特定できたので、IPアドレスを指定して拒否すればよいのですが、
セキュリティグループでは、ホワイトリストによる設定なので、IPを指定して許可することしかできません。
apache の設定で拒否設定できるですが、それではインスタンスまでアクセスが到達してしまうので、もっと手前で断ちたいところです。
他に方法はないか調べてみたところ、VPC でIPアドレスを指定して拒否する設定ができるとのことなので、VPCで設定することにしました。
VPCでの設定方法
ネットワークACL の設定画面を開く
VPCのダッシュボードを開き、左側のサイドバーから「セキュリティ」-「ネットワークACL」を選択して以下の画面を開きます。
開いたら、「インバウンドのルールの編集」ボタンを押します。
拒否したいIPアドレスの設定を入力
下記画面が表示されるので、拒否したいIPアドレスの設定を入力します。
- ルール:小さい数字のほうが優先度が高く効きます。デフォルトで ルール100 が設定されているはずなので、ここではそれよりも小さい数字(とりあえず切りよく90)を設定します。
- タイプ:今回はすべて拒否するので「すべてのトラフィック」を選択します。
- プロトコル:今回はすべて拒否するので「すべて」
- ポート範囲:今回はすべて拒否するので「すべて」
- 送信元:拒否するIPを指定。今回は特定のIPなので「XXX.XXX.XXX.XXX/32」のように指定します。
- 許可 / 拒否:拒否するので「DENY」
「保存」ボタンを押して完了です。