Goを触る機会があったので、コマンドをざっくり紹介しとく。
目次
コマンド一覧
go help
- 困ったときに見る
go build
- Goのプログラムをビルドするためのコマンド、バイナリファイルを作成する。
- ビルドしたいファイルだけを指定したりできる
- オプション(これ以外もたくさんある)
- ・-o 出力する実行ファイル名を指定できる
例:go build -o hello.exe hello.go
※Windows環境は拡張子exeを付ける必要がある
go install
- パッケージや実行ファイルをビルドした結果を環境変数GOPATH内の特定の場所にインストールする。
- ビルド処理も行っている。
- $GOPATH/src配下に置かれたパッケージのソースコードをビルドし、
ビルド結果が実行ファイルであれば$GOPATH/binへ、それ以外であれば$GOPATH/pkgへインストールされる
go get
- 外部パッケージのダウンロードとインストールをまとめて実行するコマンド。
- 指定したパスからソースコードをダウンロードし、go installを実行している。
- オプション
-
-u
対象のパッケージの更新と依存パッケージの更新を検出し、パッケージの再ダウンロードとインストールを実行する
-d
対象パッケージのダウンロードのみを行い、その後停止する
-t
対象パッケージに付属するテストが依存するパッケージも合わせてダウンロードする
go run
- ビルドとプログラムの実行を一緒にやってくれる。
- 簡易的に動作確認したい場合などに有効である。
- 多分最も使う。
go env
- Goのビルドシステムに関連する環境変数の内容を確認できる。
たまに確認しそうな環境変数
- GOARCH:コンパイラが対象とするCPUアーキテクチャ
GOBIN:go installによってインストールされるコマンドの格納ディレクトリ。デフォルトでは $GOPATHbin
GOOS:コンパイラが対象とするOS環境
GOPATH:パッケージのソースコードとオブジェクトファイル、実行ファイルなどが格納されるディレクトリ
GOROOT:Go本体のインストール元
go fmt
- Goのソースコードを推奨される形式へ自動的に整形するためのコマンド。
- 文法エラーのチェック、インデントや空行の適正化、不要な空白などの削除などを行う。
go doc
- Goのパッケージのドキュメントを参照するためのコマンド。
- このパッケージの使い方ってなんだっけ、となった際に叩いてみるといいかもしれない。
go test
- goのパッケージに付属しているテストを実行するためのコマンド。
~_test.go といったテストファイルを実行してくれる。 - 書き方サンプル
go test -v
・・・ログを出力してくれる
go test -v hoge/...
・・・hogeディレクトリ以下を実行(パスを指定できる)
go test -v ./...
・・・現在のフォルダ以下を実行
go test -v -run 関数
・・・-runで実行するテスト関数を指定できる
go test -help
・・・オプションを確認できる
コマンドを紹介してきましたが、
実際に触ってみた感想ですが、go run
go test
はたくさん使ったので、
覚えておくと良いかもしれません。