キーペアを紛失した際のEC2インスタンスへの接続方法をご紹介

はじめに

インスタンスへ接続するには、インスタンス作成時に設定した鍵が必要になります。
その鍵を紛失すると、インスタンスへ接続できず、インスタンスを作り直すしかありません。
今回は、インスタンスを作り直さずとも、キーペアを再度設定して接続するまでをご紹介します。

注意

  • 公式の手順はこちらをご参照ください。
  • インスタンス一覧上のキー名の表記は変わりません。

手順

1.再設定するキーペアを作成する

※今回はTeraTermを使用しましたが、他の方法でも問題ありません。

  • 1-1.TeraTermの[設定>>SSH鍵生成]をクリック
    key-1

  • 1-2.[生成]をクリックし、[公開鍵の保存]、[秘密鍵の保存]を行う
    key-2

2.公開鍵をインポートする

  • 2-1.EC2コンソールを開き、左メニューから[キーペア]をクリックし、右上の[アクション]から[キーペアをインポート]をクリックする
    key-3

  • 2-2.(1-2)で保存した公開鍵を[閲覧]から選択し、[キーペアをインポート]をクリック
    後続の作業で赤枠の情報が必要となるので、メモをする
    key-4

3.スクリプトを設定する

  • 3-1.対象インスタンスを停止する
    key-5

  • 3-2.インスタンスが停止し終えたら、[インスタンスの設定>>ユーザーデータの表示/変更]をクリック
    key-6

  • 3-3.表示されたテキストボックスに下記のスクリプトを設定し[保存]をクリック
    key-7

  • - name: ec2-userec2-userは、自身のユーザ名に書き換えてください。

  • PublicKeypairは、(2-2)でメモした[ssh -rsa]から始まる文字列に置き換えてください。

  • 3-4.インスタンスを[開始]する
    key-8

4.新しい鍵で接続する

  • 4-1.(1-2)で作成した秘密鍵でインスタンスへ接続をする
    接続方法は[AWSのEC2にインスタンスを作成する]の[3.インスタンスへ接続]をご参考に

  • 4-2.authorized_keysを確認すると2つ設定されているので、不要な鍵情報を削除する
    key-9

  • 4-3.問題なく新しい鍵で接続できることを確認できたら、スクリプトを削除する
    (3-1)(3-2)を実施後、先ほど、入力したテキストすべて削除し、保存する
    key-10

  • 4-4.再度、インスタンスを開始する

さいごに

鍵を紛失しないことが一番ですが、
もしも、紛失した場合は、こちらの手順を参考にしてみてください。